子猫脱走

　7月26日、久しぶりのいい天気。お布団を干して、お洗濯とルンルンでお仕事をこなしてました。子猫は相変わらず、慣れていないので外へ出ないようにしてました。そのはずだったのに、お布団を干した後、二階のベランダとお部屋のガラス戸を開け、そして子猫達のいる廊下とお部屋のドアを閉めてたはずだったのに。布団を干したあと、ドアを閉め忘れてたらしく、子猫がお部屋で遊んでた。掃除をしようと私がほうきを持って入ったら、子猫たちがパニックを起こしてしまった。閉めたドアを開けようと私がドアの方へいこうとしたら、二匹の子猫がドアにぶつかってしまった。ドアを開けたら、一匹は廊下へ、もう一匹は、チンチンに灼けた銅板の屋根に降りた。アッチッチとそのままどこかへ行ってしまった。
　夏休みで家にいた夫と大捜索。エムちゃんはいたけど、ヒメちゃんがいない。そのうち、網戸を押し開けて、エムちゃんも行方不明。マンマ・ミーア、二匹で元いたお家へ旅に出たんだ。もう絶望の淵へ突き落とされた。私も完全にパニック。ご近所に捜索願いを出し（ちょっと大げさ、見かけたらお知らせ下さい程度ですが）、待つしかないなと言う夫にご機嫌斜めな私。仕事でいない娘が帰ってきた時の悲嘆の姿を想像して、おびえる私。「どうしよう！」エムちゃんと仲良しのチビちゃんに、エムちゃんを探してきてと依頼。様子を見ました。
　夕方、チビちゃんがエムちゃんを連れて帰ってきました。「でかした！チビ」。一緒にキャットフードを食べました。チビに缶詰のキャットフードをあげる時に、エムちゃんが盗み食いに来ていて、チビとエムが仲良しになっていたのが、幸いでした。娘が帰ってきたら、ヒメちゃん捕獲の為に、エムちゃんにかごに入って鳴いてもらいました。何度か鳴くと、天井裏でヒメちゃんが鳴いて答える様子。その夜は、天井裏の板をはずして、戸袋に餌を置いて、戻って来るのを待ちました。
　翌朝、戻って来てると思ったのに、戻ってない。夫に天井裏を覗いてもらいました。倒れている様子は無いというのですが、心配。何処へ行ったのでしょう。この日は娘も休みなので、皆でその辺で倒れてないか探したのに、見つからない。てっきり、屋根との間に挟まれてると思っていました。いよいよ落ち込む私。私の不注意で！！
　お昼ご飯を作る気力なし。娘の計らいでなんとか昼食をすませ、ゴロゴロしていたら、夫が「ヒメちゃんがいたよ！」と言いました。なんと、物置の雑誌の積んである所に座ってました。「物置は何度も見たんだけどなあ」と夫が言ってました。キョロキョロ、人の気配をうかがい、人が来ると隠れていたみたい。ヒメちゃんは全然人に慣れてなかったから、ひたすら隠れていたのでしょう。元のお家では物置に住んでいたから、物置に落ち着いたのかな。
　雲行きが怪しくなり、大雨の降りそうな気配なので、娘がネズミのおもちゃでおびき出し、無事捕獲。「あー、良かった」。人が来るとすぐ隠れていたヒメちゃんも、この日から、少したくましくなりました。
2006.7.28.

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