高橋ひろLIVE「春ラ！ラ！ラ！〜spring.2001」
shibuya DeSeo 2001.3.20.
春の穏やかな一日、デセオの前には多くのファンが集いました。おなじみのお顔もありました。我が家でも久しぶりにフルメンバーに近い参加でした。会場に入るとイスがならべてありました。静かな音楽が流れていて、落ち着いた雰囲気でした。今日は、じっくり聴こうと思いました。
静かな丹野さんのピアノの音から始まり、佐藤さんのサックスの音、そして高橋ひろさんが途中からステージに出てきて歌う「待ちあわせ」でライブが始まりました。ピアノ、サックス、ひろさんのボーカルがメインの落ち着いたしっとりしたアコースティックライブでした。（1992年2月に同じメンバーで原宿ルイードでライブをやったそうです）こういった形のライブ、私好みです。ひろさんのバラード曲が大好きなので、とてもうれしかったです。今回、おしゃべりは少なめで、たくさんの歌声を聴くことができました。丹野さんのピアノを初めて、生で聴くことができました。とてもお上手ですね。一緒に行った娘たちも、丹野さんのピアノのファンになりました。
とても嬉しかったのは「君が夢見た未来、ボクが夢見た未来。」を高橋ひろさんの歌声で聴けたことです。この曲は、ＣＤでは声優さんが歌っているのですが、高橋ひろさん（大人の声）が歌うとどんな感じになるのか興味がありました。
関さんとのジョイントでは、関美彦さんのＣＤ「Five Easy Peices」の話題（2000年12月発売）もありました。弾き語り形式の演奏で、しっとりした優しい感じのＣＤになってます。また「POPSICLE」でライブをやりますというお話。オススメＣＤのコーナーなど盛りだくさんの内容でした。（曲が編集されていて流れました）
真・女神転生 デビチルに曲を提供されたお話。そして、ひろさんがロックを歌っている演奏（It's a Magic）を聴くことができました。力強い歌声、ひろさんの新しい一面を聴くことができました。歌手としてのはばがどんどん広がっている感じです。これから、ますます楽しみ！！！！
後半のバラード曲「３月２９日 花曇り」から、「にじんで見えない」までの４曲は絶品でした。この辺のひろさんの歌声が大好きな私です。肩の力がぬけていて、すごくなめらかに自然に心に歌声が染み込んできました。いいです！ホント！
「いつも上機嫌」では、手拍子を打って一緒に歌いました。あっという間に夢のように時間が流れて、フィナーレの曲でした。
拍手とひろさんコールが続いているのになかなかひろさんが出てこないと思っていたら、ベージュのセーター？を着たひろさんが出てきました。「今、ユニクロで買ってきたから遅くなった」って言ってたけど、ホントかな？？おちゃめなひろさんでしたが、「夢の扉」を歌ってくれました。この曲、すごく好きです。歌われている世界が、夢があって、自分で道を切り開く感じ、それを応援している、元気の出る曲です。そして最後は、英語の曲でしめました。彼女との関係は？、歌い上げる感じの、せつない感じにきこえたのですが、英語がよくわからないので・・・？？わからなかったです。歌声はとても素敵でした。
ひろさんのライブは、逢う度に新しく、この人の持つ無限の可能性を感じさせます。いつ聴いても新鮮な歌声で、声そのものの持つ力のすごさを感じます。とても聴きごたえのあるライブでした。また、たくさんたくさん、ひろさんの歌声を聴きたいです。
musicians
ピアノ：丹野義昭
サックス、オカリナ：佐藤宏信
ギター、ボーカル：高橋ひろ
ゲスト：関美彦
live menu
with Piano & sax
1、待ちあわせ
2、Pure
3、シンフォニー（新曲）
4、君が夢見た未来、ボクが夢見た未来。
カバー曲
5、Somewhere out there
6、愛よ甦れ
7、Save the last dance for me
(ラストダンスは私に）
with guitar & sax
8、Water cherry up の学生たち（未発表曲）
9、ムカウトコロ敵ナシ（新曲）
関さん登場・・関さんとひろさんで
CD recommend corner
10、寝台列車
（関さんの弾き語りwith ひろさんのタンバリン＆コーラス）
11、風にさそわれて
with Piano & sax
バラード曲
12、3月29日 花曇り
13、天空の二人
14、眠りたいのに
15、にじんで見えない
フィナーレ
16、いつも上機嫌
アンコール
Ec.1、夢の扉
Ec.2、青林檎
Ec.3、ママがくじらをつれてきた
Ec.4、She's got a way
CD Recommend corner
1、Baroque Hoedown
2、Where are you going
3、初恋（aiko）
4、シローとブレッド＆バター
5、Brilliant World (The Yellow Monkey)
6、真・女神転生 デビチル キャラクターズボーカルファイルより
「It's a Magic」・・高橋ひろさんの書き下ろした曲（ひろさんの歌声）
7、Kite's a fun・・Free design
and so on
服装
ブルーのシャツにダークスーツ（with ネクタイ）
テーマ
今日のライブは二つのテーマがあって「ボクの歌いたい歌を歌う」そして「癒し（ヒーリング）」ということ。今までひろさんが作ってきた歌たちは一貫して、「高橋ひろの音楽」と言えるもの。作った時代によって古さを感じさせることのない曲作り。1982年に作った曲「water cherry upの学生たち」と2001年に作った「ムカウトコロ敵ナシ」を対比して聴かせてくれました。
情報
５月１２日に、エッグサイト（旧エッグマン）にて、「POPSICLE」のライブがあります。
チケット発売のお知らせなどの、詳細は、後日、関美彦さんのホームページで発表する
そうです。共演者「堂島孝平」
懐古するというよりは、新しい作品なども作って発表したいそうです。
関美彦さんと高橋ひろさんで、曲を共作するそうです。
今まで作詞：高橋ひろ、作曲：関美彦という楽曲はあったのですが、
曲を共作するのは初めてだそうです。
曲の感想など
「シンフォニー」
ひろさん曰く、不倫の曲だそうです。曲はクラシックを意識して作られたとか。とてもきれいな曲で歌い上げる感じ＆せつなさが伝わってきました。「琥珀色の砂時計をかえして」・・短い時間を表しているのかな？この言葉がとても印象に残りました。心の中の世界は誰にもわからない。現実に言葉にするのはとても難しいです。不倫ダメです！・・私的には絶対ダメなんです。無気になってすみません。フィクションなのにね。ぜひ、またじっくり聴いてみたい曲です。ＣＤにならないかな？
「君が夢見た未来、ボクが夢見た未来。」
この曲は、デジモンアドベンチャーのＣＤで聴いた時に、こんな曲も作れるひろさんに驚愕した曲です。ＣＤでは、感情の変化を楽器数を増やしたり、コーラスをかぶせたりすることで、実に見事に表現していました。ヒーリングミュージックとしての資質を持っている曲です。今回、シンプルなひろさんの声一本の演奏でしたが、気持ちの部分がストレートに伝わってLOVE SONGになってると思います。他の方がどんな風に感じられたか、かなり興味があります。
「Water cherry upの学生たち」
明るいアップテンポの曲なのに、ストーリーは、暗い感じ。ちょっと、心配な若い二人が描かれています。この曲を高校時代に作ったというお話に、うーーーんとうなってしまいました。舞台は、ひろさんの高校時代に通っていた通学路。リストカットする子が出てきたりして、とても心配。リストカットって、最近話題になったりしていますけど、19年も前に書いた作品に出てくるなんて、ひろさんの先見性って、すごいなと思いました。この行為は、SOSなんだよね、きっと。Please look at me! 自分の存在に自信を持って生きて欲しいです。
「ムカウトコロ敵ナシ」
とても、リズムどりの難しい、速い曲で、手拍子はご遠慮下さいのひろさんの一言があったりしました。勢いの良いカットギター（この表現あっているでしょうか？）の音に、自信に満ちた歌詞がのせてありました。ひろさんのお得意な分野。いいです、こんな感じ。2001年に作られた作品です。
高橋ひろさんのライブでは、いつも素敵な笑顔でサックスを演奏している佐藤さんの存在は重要です。ひろさんのライブ、皆勤賞だそうです。これからもよろしくお願いいたします。いつも素敵な音色で、楽しませてくれます。音色というのは、その人にしか出せない音ってある気がします。佐藤さんの出す音色、好きです。
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