金属バット殺人事件
『家廷内暴力』の息子を金属バットで殴り殺した父親へ判決がでた。とても悲しい事件。マニュアル時代を生きたひとりの親の悲劇のような気がする。息子の心の中まで踏み込めず、行動にたいしてどうすれば良いかという専門家の話などを参考に、息子の周りをうろうろしていたような気がする。息子が求めていたものは、『言いなりになる親』では無く、『君の事を愛している』と強く叱り、導いてくれる存在としての父親だったのではないだろうか？どこか肝心の所で、親子擦れ違ってしまった出来事だった。息子をしっかり見つめて、抱きしめる形の対応があったのかなと思う。親が命をかけて立ちはだかった時に、子供は親の思いに気が付き、親と子の間に心の交流ができる。そこから新しい親子関係が生まれる。親も子もとても苦しい状態で生きていたことに心が痛む。
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