破壊

　結局はアメリカの侵略戦争だった。どんなかっこいい事言っても、無惨な破壊と殺戮。イラク国民は何処にいるのか？フセイン打倒に酔う人々。民族の大切な文化遺産を破壊し、略奪する神経。イラク国民という意識は彼らにあるのだろうか？私にはわからない。アメリカの暴力は、人類の大切な文化遺産を破壊し、取り返しのつかない事態を引き起こした。失われたものは二度とは元に戻らない。最悪の悲惨な破壊。復興と言っても無政府状態の上に、利害の違いすぎる様々な集団の駆け引き。結局は誰かが、無秩序な集団に銃を向け、力で押さえつけるしかないだろう。第二のフセインを生む土壌を作っただけ。そんな気がする。
　アメリカは第二、第三の攻撃目標を作り、圧力をかけている。ホントにこんな事を許していいのだろうか？国際社会は、アメリカにきちんと責任をとらせ、新たな犠牲国を作らないような配慮が必要だと思う。パンドラの箱を開けてしまった世界。秩序回復に国連は最大限の力を注いで欲しい。平和な世界は協調する精神から生まれることを多くの人々の心に植え付けて欲しい。
2003.4.16.

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