なんて悲しい出来事

　アメリカでおきた、同時多発テロ。ビルに飛行機が水平につっこむなんて。信じられない出来事。パニック映画も及ばない大惨事。炎上するビルをテレビで見ながら、ビルの中には、大勢の人たちがいる事が想像出来ないほどの現実味の無い映像。そして国防総省への飛行機の墜落、炎上。国防上、一番警備の厳重であるはずの施設が燃えている。民間機がつっこむなんて、考えてなかった、意表をつかれた形。
　これは空爆だな、そんな印象の映像。ミサイルや最新鋭の兵器がなくても、優秀な命知らずの兵士さえ育てれば、容易に都市を攻撃することが出来る。教育、人の心のコントロール、とても恐ろしい事だ。
　暴力でしか訴えることの出来ない、今の世界はおかしい。なんて悲しい出来事。暴力には暴力で対抗するような安易な対応ではない、冷静な対応を国際社会は考えて欲しいと思う。そろそろ自己主張だけではない、すべての人々が協調して生きることのできるような思想が生まれなくてはいけないと思う。それには、相手の立場を尊重し、相容れない者同志の棲み分けを考えなくてはならないと思う。このままでは地球が滅びてしまう。愚かな人々の手によって。　2001.9.12.　　

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